業務中の交通事故の分析と方法


 

「80対20の法則」と「交通事故分析」


 リチャード・コッチは「人生を変える80対20の法則」の中で、「結果の80%は、原因の20%から生まれる。従って、常に重要な箇所は20%に過ぎず、 それを見極めて集中的に投入することが幸福をもたらす。」と言っています。

 

 このことは、交通事故の抑止や防止対策についても言えることで、

≫交通事故の80%を20%のドライバーが占めている。

 

≫交通事故形態が10あれば、上位2形態に対して重点対策を行えば80%の効果がある。

 

のではないでしょうか。

 効果のある対策を実施するためにも「交通事故分析」が不可欠です。

 

 また、管理者は自社の分析結果が出たことで、根拠づけ、効果の挙がる対策を提案することができます。


 新着ニュースでもお伝えしました「事故分析ツール」が無償公開されいますので、難しく考えず、手元にあるデータを順次入力してみてください。

 分析結果を見ることで、あなたの予測が確信に変わり、対策のプランが浮かぶのではないでしょうか。

 

「バック事故分析&指導ツール」を公開 H29.4

 


やぶ管が在籍しています安全運転管理支援チームで、バック事故対策用として公開しました。

内容は、バック事故分析で衝突部位から指導方法を導こうとするものです。

バック事故は、4つのポイントを実践できれば大幅に減少します。社員に分析データによる衝突部位を示し、バック時の運転行動を意識させようというものです。

 

 

 多くの企業は、交通事故対策についてPDCAマネジメントを取り入れて実施されています。そのためには、

 Plan

(計画)

Do

(実施)

Check

(評価)

Action

(改善)

     

 ≫ 自社の交通事故実態を客観的に見る

 ≫ 業務中に発生する交通事故に対して明確な目標、検討、対策の基礎データ

                ▼
  交通事故分析が必要不可欠  
                ▼
  交通事故分析ツール  

ということになります。


事故分析ツールの概要

■手元にあるデータを

■入力または貼付けをして、追加項目内容を選択すると


▼ 全体像が見えてきます。


事例

 私は最初、「運転記録証明書の分析結果」データ内容を基準に対策の提案を行っていました。

 そんな時、ある企業から「今以上の減少を目指した対策案」の相談を受けたことで、業務中の事故分析をすることになったのです。

 分析をしてみて驚いたことは、

壁に擦った等の事故を含めると、警察データすなわち「運転記録証明書の分析結果」に記載されてある事故件数の5〜10倍発生している。

ことでした。

 また、追突事故の多さ。損害額の大きさに驚きました。


当サイトの

▼証明書の利用理由 その2 の企業も、自社の交通事故を分析したことで、抑止目標等が見え、5年目には、下記グラフのとおり

 ○交通事故 40件 を 21件 

 ○交通事故総費用額 1,800万円 を 300万円

 ○交通違反 78件 を 44件にまで減少させ、任意保険支払額を約1,000万円減少させることが出来たのです。

 

≫≫まず、手をつけたのが追突事故です。

    ・総費用の50%を占めている。

    ・2件に1件は人身事故となっている。

    ≫≫追突事故を起こす要因は?

    ・脇見  ・速度  ・車間距離 •••が考えられます。

    ≫≫脇見の要因は?

    ・「運転記録証明書の分析結果」の交通違反項目別発生率を見ると

        ➡︎ 携帯電話の使用違反の発生率が企業平均の2倍以上と高発生率

        ➡︎ 交通事故発生報告書には、携帯電話を使用したとは書いていない。

      〜 考えられること→ 規定で運転中の使用は一切禁止にしているから

    かも? 

    ≫≫追突事故の形態は?

     ・走行追突が80%  ・発進追突が20%

となっていました。

≫≫担当者の対策案は、自社で実施している 

  支社別 社内安全運転コンテスト

を活用して、

・追突事故 と 携帯電話の使用違反

の減点を大きくして実施し、

第一当の追突事故 と 携帯電話の使用違反を半減させたのです。


この様に、交通事故の分析内容と「運転記録証明書の分析結果」内容を客観的に見ることで対策案のが見え、実施もできるようになります。

▼ 無償でExcel仕様の「事故分析ツール」が手に入ります。

 下記内容を見てダウンロードするか検討してはいかがですか?


大阪香里自動車教習所

 安全運転管理支援チーム のサイト  ➡

よりダウンロードしてください。